交通誘導警備
道路工事現場での交通誘導
道路工事現場において、車両や歩行者の交通誘導を行う業務です。
工事現場の場合は、工事内容によって、道路の通行を一部制限せざるを得ないことがあります。
通行止めの区間がある場合は、進入禁止の看板を設置し、進入する車両を停止させて迂回路を案内します。
片側車線通行止めの場合は、現場の前後で両車線から進入してくる車両を交互に停止させ、片側ずつ進行を促します。歩行者にも目配りし、通行経路を案内しなければなりません。
複数車線がある幹線道路で、進行方向に工事現場があることを通行車両に知らせて車線変更を促す現場もあります。
誘導にあたっては正確・迅速に状況を判断し、明確な指示を出すことが重要です。
また、場合によっては車道だけでなく歩道も塞いで工事を行う場合もあります。
その場合は歩行者を最優先に進行させつつ、事故のないように気を配るのが警備員の仕事となります。
建築現場における交通誘導
足場や木材など、建築現場に必要な資材はどうしても大型にならざるを得ないことから、建築資材などを運ぶ車両を安全に出入りさせることが求められます。
ドライバーの死角になりがちな場所に物や人などがないか、バックして安全に車を止められるか、などといったことをドライバーだけで確認させるのは難しいので、警備員はドライバーの代わりに確認しつつ、誘導を行う必要があります。
また、建築現場の周りを歩く歩行者の安全を確保するのも警備員の仕事です。 建築現場の近くの場合では、高所から建築資材などが落ちる可能性が否めないからです。
駐車場警備
公共施設や娯楽施設などさまざまな施設の駐車場内で、車両を誘導し、駐車場内での安全を確保する仕事です。駐車場を利用中に発生する交通事故を未然に防ぐことが最大の目的です。場合によっては、駐車場内の巡回警備を行い、駐車場内でのトラブルや犯罪を防ぐ役割を担うこともあります。店舗やイベントでの来場者、一般歩行者の安全を確保し、気持ちよくご利用していただけるように、出入口での安全な出入庫誘導だけでなく、場内でのご案内、周辺道路の渋滞防止計画、来客者の安全な道路横断など車の流れ、人の流れを総合的に考慮した対応が求められます。